isakonoIDのブログ

好きなことについて

ほうとうを食べに

2023年12月某日、とある欲望が脳裏をかすめた。

 

ほうとうを食べたい」

 

 ほうとうとは山梨県の郷土料理だ。

 

ほうとう」は山梨を代表する郷土料理。小麦粉を練った平打ち麺に、かぼちゃや芋類、きのこ、季節の野菜、肉などの具材を加えて、味噌仕立ての汁で煮込む素朴な料理です。古くは戦国武将、武田信玄が陣中食にしていたとも伝えられてきました。

引用元:山梨の郷土料理「ほうとう」の魅力とは?県内の美味しいお店を紹介/富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報 (yamanashi-kankou.jp)

 

 山梨県と縁もゆかりもない自分がほうとうと出会ったのは小学生の頃。

学校の給食の大きいおかずとして登場したことがきっかけだった。

平打ち麺と味噌がベースの汁が非常に美味しかった。そしてその記憶を頭のどこかに残したまま23歳に、、、

 

 そしてある日の仕事の帰り道、いつものスーパーマーケットでほうとうの麺が販売されているのを見たとき、小学生の頃の記憶が呼び起こされたのだった。

年明けの3連休を使い、甲府へ行くことにきめた。

 

 3連休の初日、日帰りでの旅程だった。8:15分新宿発のあずさ79号に乗り込む。

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その日は雲もほとんどない快晴だった。新宿駅を発車してすぐ、コンビニで購入したおにぎりを頬おばっていると、さっそく富士山が視界に入ってきた。関東に引っ越してきてから中央線で新宿以西に行ったことはなかったから初めて見る景色だ。都内からこんな簡単に富士山が見えるものなのかと驚いた。

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 その後電車は都内を抜け、山間を進みながら何個かのトンネルを通過していく。そしてその何個目かのトンネルを抜けた先で、車窓から見下ろす街のその先に、高くそびえる山脈が見えた。地図を見る限り南アルプスの山々らしい。まるで大きな壁のようだった。

 私が育った兵庫県にも六甲山などそれなりに有名な山はあったが、明らかに規模が違っていた。日本でもこんな景色が見れるのかと驚いた。まるで異国に来た気分だった。

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 それから数十分電車に揺られ、新宿駅から約2時間で甲府駅に到着した。

駅のホームにはまだ朝の空気の冷たさが残っていた。

 

南口から駅を出て、まずは武田信玄像に挨拶。

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まさに動かざること山の如し、といった落ち着きと迫力。これこの銅像を見た観光客はみんな同じことを考えるのだろうな、と思う。

 

 時刻はまだ10時過ぎで、ほうとうを食べる予定のお店の開店時刻は11時だった。

そのため甲府駅の側にある甲府城跡を散策することにした。甲府城は武田氏の滅亡後、豊臣秀吉の命で築城されたらしい。へ~という感じである。

 天守台からはもちろん富士山と先ほど述べた山々を見渡すことができた。気持ちの良い眺めだった。

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 そうこうしているうちに時刻は11時前になり、お店へと向かった。

 店内に入るとさっそくかぼちゃほうとうを注文。しばらく待つとアツアツのお鍋が運ばれてきた。コレコレ~と内心から漏れ出しそうなニヤつきをおさえながら、先述した平打ち麺、野菜、汁を取り皿に移した。

 まずは麺を啜り、野菜もいただく。めちゃくちゃ美味い。最高だ。

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 そして「かぼちゃほうとう」というだけあり、でかいかぼちゃが入っている。美味しいだけでなく、しっかり野菜を摂れるのが嬉しい。

 かぼちゃが好きな母親にも食わせてやりたいな~なんて思いながら完食。店の外では順番を待っている人もいたようなので会計を済ませ退店した。

 

 今回の旅の目的はここで果たしたため、あとは自由に散策することとした。まずは武田神社へお参りに行くと決めた。甲府駅から神社へとつながる武田通りは多くの参拝客のためか渋滞気味だった。

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 甲府駅から35分ほど歩き神社に到着。拝殿へ続く参道には参拝の順番をまつ人々で列ができていた。私ももちろん並ぶことにした。前後に並ぶご家族の平和な会話にほっこりしつつ、並ぶこと体感約15分ほどで私の順番がやってきた。

 私は神社に参拝をするときはその時頑張ろうと思っていることや、こうなります!といったことを宣言するようにしている。別に正解とかはないと思うけれど、みんなは手を合わせているときどんなことを考えているのだろう。

 そんなこんなで参拝を済ませ、順路に沿って神社を出た。神社の外には屋台がいくつか並んでいて家族や友達同士のグループ、カップルなんかが買い物をしていた。最近はあまりタイミングがなく見る機会がなかったけれど、屋台っていいなと思う。あと屋台の焼きそばは何故あんなに美味いんだろう。

 そのあとは適当に甲府の街をぶらぶらと歩いた。夜に食べた鳥もつ煮と蕎麦が美味しかった。

こうして甲府への旅は終わった。

 

 屋台の焼きそばのことを書いたら富士宮焼きそばが食べたくなってきた。今度は静岡側から富士山を眺めようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

2023年の振り返り

 

2023年12月31日、家族と焼肉に行ってTwitterを触っていたら1年が終了していた。

そんな、まだまだTwitterをXにアップデートしていない怠惰な人間らしく、年明け後に堂々と2023年を振り返っていこうと思う。

 

 

2023年は大きな環境の変化があった。大学卒業と就職、そして配属が東京になり1人暮らしを始めたことだ。

1人で生活する中で実家で暮らしていた頃には気づけなかった家事や掃除の気持ちよさを知ることができたのは良かった。

帰省先から東京へ戻ったらトイレ掃除をするのが楽しみでならない。


その一方で、「そうですね」以外の相槌が出ない自分のコミュニケーション能力の低さに悩んだり、人との関わりの中でやっぱり自分は駄目なんだなぁと悲しくなってしまったり、自分の小ささや視野の狭さ、自分勝手さに反省することも多い1年だった。

人の優しさを無下にしてしまったことも多く、本当に申し訳ないです。

 

とはいえ新年早々暗い話ばかりするのも辛いので、以下では楽しかった思い出をまとめていこうと思う。


振り返って大きなものとしては下記2つ。


サザンオールスターズ茅ヶ崎ライブに参加

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チケットが奇跡的に入手できたため友人と参戦。

夕暮れ、そして日が沈んでゆくなか、茅ヶ崎球場で心地よい海風を感じながら聴くサザンオールスターズの楽曲たち、めちゃくちゃ贅沢だしあの空気感を忘れることはないだろう。


印象深い楽曲を挙げるとすれば1曲目の「C調言葉に御用心」と「君だけに夢をもう一度」の2曲。

どちらもイントロがめっちゃ好きで歌の世界に一気に引き込まれてしまった、、

ライブが終わってからも何度も聴き返した。ブルーレイも買おう。


②1泊2日の弾丸石垣島旅行

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石垣島、本当に良かった、、

当たり前に海は綺麗だし、自然は豊かで、ゆったりしていて、のびのびできた。

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居酒屋で飲んだ後には中心部?のダーツバーとカラオケスナックもハシゴしてひたすらお酒を飲んだがそれは普通にしんどかった。(はじめての石垣島にしてはディープすぎるめっちゃいい思い出です。)

ずっとぼーっとしていたかったなぁ、また行きたいな~、、次は2泊か3泊くらいはしたい。

 

その他、伊豆の温泉に行ったり(絶景でした!)、野球以外にもサッカー、ラグビー、バスケ等スポーツ観戦に行ったり、後はとにかく東京を歩き回った。

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1人でふらっと飲食店に入ってみたりとか、今までの自分ではできなかったことを克服できたのも良かったな〜。

あと東京をぶらぶらした中だと豊洲ららぽーとがめっちゃ良かった気がする。1人じゃなかったらもっと最高なのにな。

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(豊洲公園からの夜景)

 

総括として、2023年は様々な出会いと別れがあった1年だった。社会人1年目の人達はだいたいそんな感じだと思うが、今までの人生で経験したことのないことを沢山積み重ねたと思うし、色々な人に迷惑をかけたことには反省が必要だが、確実に成長できた気がする。

 

また2024年に対する思いも書いておこうと思う。

 


結論から言うと2024年は色々なことを諦めたい。

変えられないものは変えられないし、自分は本当に何も持っていないし、高望みは無駄だということを認め、諦める。


またそうしたことを諦めながらも地に足をつけて正しい努力を積み重ねていきたい。

そして今置かれている環境と、今周りにいてくれる人達への感謝を忘れないよう、悔いの無いように周囲の人と接するよう心がけたい。

 

あと自分のケツは自分で拭く。

周囲の人に助けてもらってばかりなので

せめてそれくらいはできるようになろう、自分。


以上、2023年関わってくれた方々本当にありがとうござました。

2024年も何卒よろしくお願いします。